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魚崎地区見学会報告

uozaki1.jpg1 魚崎地区のフィールド見学は、野崎隆一建築士のコーディネートで進められた。参加者は、関西、東京、宮城、静岡の各地域から数名ずつで十数名にのぼり、専門家だけでなく、研究者、自治体(東京都)、報道関係者(静岡新聞社)の参加もあって、バラエティーに富んだメンバーによる見学会となった。

2 最初の見学先は、「フェニーチェ魚崎」であった。ここは、もともと「阪神魚崎市場」という私設市場であったが、戦前から続く古い市場であり、震災前から衰退の一途を辿っていたところであり、被災で壊滅的なダメージ(全壊)を受けたところであった。

  ここに、野崎建築士がボランティアとして関わり、コンサルタントとして再建事業を進めていったが、その過程で起こった諸問題に支援機構が専門家を派遣したという事業である。具体的には、地主と借地権者らの間の権利調整には弁護士・コンサルタントがかかわり、相続問題には司法書士が、さらに事業の資金計画には税理士がかかわるという形で事業を成功に導いた。
 現在の「フェニーチェ魚崎」は、優良建築物整備事業の適用を受け、平成11年3月28日に竣工した区分所有建物である。
3 次に魚崎小学校に向かった。魚崎小学校は、当時は避難所として機能していたが、そこに直径30メートルの大テントを設置し、関西建築家ボランティアの活動拠点ともなったという経緯が話された。
4 続いて、「ココライフ魚崎」に向かった、「ココライフ魚崎」は仮設住宅を原点に生まれたグループハウスである。仮設住宅が閉鎖された際に、行き場のないお年寄りが、全幅の信頼を寄せていた生活援助員に相談し、土地権利者の協力もあって、グループハウスとコレクティブハウス(共有空間を設けた集合住宅)を融合した高齢者の共同住宅が実現した。現在は、NPO法人てみずの会が、グループハウスの高齢者の介護に当たっているほか、コレクティブハウスの入居者の生活を支援する体制も取っており、その活動状況はたいへん興味深く、見学者らからも積極的な発言があった。野崎建築士は、「震災をきっかけに、高齢者が支え合って安心できる新しい住まいの在り方を示した」と話していた。
5 最後に、神戸市魚崎財産区が設立した魚崎わかばサロンに向かい、野崎建築士の講義を聴いた。被災直後の状況から、復興過程の苦しみと問題点、そして支援機構が生まれて復興事業に関わっていった経緯が、現地を見学してよく理解できたと思う。
 高い所から見下ろすと、魚崎地区一帯の屋根のほとんどが瓦葺きでなく、たくさんのプレハブハウスが立ち並んでいることがよく分かった。震災で広域にわたって家屋が失われ、再び立ち上がった様子が直感できる景観であった。

報告者:津 久 井  進   
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2004.01.17(Sat)04:44 | 6 神戸フォーラム
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